経営者とサラリーマンとの決定的な違い

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イソムラタカシ

豆腐屋の二代目である父親が廃業し苦労した経験から、事業を継続することの難しさを実感。苦しさを打ち明けられない社長の心の内に関心を抱くようになる。 会計事務所・M&A専門会社(東証1部上場)・コンサル会社を経て、「社長勇退ドットコム」管理人を務める。「答えは、社長の心の中にある」がモットーで、社長の”おもい”に耳を傾け、会社の”成長”と”発展”のため、勇退のサポートに真摯に取り組んでいる。 ☞ 詳しくはこちらから

経営者とサラリーマンの違いって何なのでしょうか。

同じ人間ですから、人間的には大して変わりがないはずです。経営者も普通の人間です。中には、特別な才能を持っている人もいますが、全員が全員何でもできる スーパーマンというわけでもなさそうです。

仕事に対する覚悟

経営者とサラリーマンの大きな違いは、”仕事に対する覚悟”です。これは、体から溢れ出ているオーラが全然違います。自分で起業した創業者であれば尚更です。

経緯はそれぞれですが、安定したサラリーマン生活ではなく、経営者の道を歩んだということは、相当の覚悟が必要だったはずです。経営者の道を歩んだということは、協力者がほとんどいない中、しかも、やることなすこと全てが初めての体験という中で、ビジネスを展開していかなければいけないということです。

覚悟とは

試しに、「覚悟」とういう言葉を、大辞林で引いてみると、このようにあります。

【覚悟(かくご)】

  1. 危険な状態や好ましくない結果を予想し,それに対応できるよう心構えをすること。 「決死の-」 「危険は-の上だ」 「 -はできている」
  2. 〘仏〙 悟りを開くこと。
  3. 知ること。 「郎従小庭に伺候の由,全く-仕らず/平家 1」
  4. 覚えること。 「本歌を-す/徒然 238」
  5. 観念すること。あきらめること。 「がつきめ,御意ぢや-せい/狂言・武悪」

このようにありますが、覚悟するっていうことは、“心の準備を整えること”です。

これから先に起こるであろう、困難なことや苦しいこと、危ないことに対しての心構えをすることです。

覚悟ができていない人

反対に、覚悟ができてない状態というのは、心の準備ができていません。何かことが生じたときにすぐに慌ててしまいます。

  • まさか、このタイミングで・・・。
  • こんなことになるなんて・・・。
  • 想定外だったものですから・・・。

このように、「まさか」が多い人は、間違いなく覚悟が足りてません。見苦しい言い訳が、次から次へと堰を切ったように出てきます。

そうかと思えば、何かことが起こるまえから、

  • ああなったらどうしよう
  • こんなときはどうしたらいいのか
  • どうせ無理に決まっている

と、ビクビクしている人もいます。経営者にはこのようなタイプはあまりいませんが、サラリーマンにはこのようなタイプが多いかもしれません。

覚悟を決めたのが、経営者

経営者は、いちいちビビってなんかいられません。想定外のことが、次から次へと起こりますから、万が一の場合の覚悟が半端ないのです。

これは、サラリーマンの想像には及ばない凄まじい覚悟です。今までお会いしてきた社長の中には、自分の会社を倒産させた場合、3つの道しか残されていないと思い込んでいた経営者も少なからずいました。

その3つとは、

  1.  一生借金漬けの生活
  2.  夜逃げ
  3.   自殺

です。実際には、この3つ以外の選択肢もあるのですが、これほどの覚悟をもって事業に取り組んでいる経営者が多いのも事実です。

会社を起こし経営者になるということは、サラリーマンとは正反対の生き方を選択することです。

植木等の歌に、「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ♪」というものがありますが、言われたことをやるだけのサラリーマンとは、雲泥の差があるのです。

リスクヘッジと覚悟は別物です

経営者は、どんなことに対しても、心が振りまわされないようにしておく必要があります。とは言っても、リスクヘッジしてあれば良いというものでもありません。

現実的に対策が立ててあるという問題と、実際に覚悟ができてるかということはまったくの別物です。

  • 争続になってしまったら大変だから・・・
  • 何はともあれ対策しとかないといけないぞ・・・

もちろん、危機管理の視点は必要ですが、事業承継対策は、心の不安に突き動かされてするものではありません。

事業承継の動機

事業承継は、不安からスタートすると、ますます大きな不安にかられるものです。

  • 長年の得意先から取引を打ち切られた
  • 売上や利益が大幅に減少した
  • 従業員が大量退職した

このようなマイナスなことが起こると人は誰しも、必ず大きな不安に襲われます。それは、経営者とて例外ではありません。

私利私欲の動機は、相手に見透かされます。欲望にはキリがありません。ひとつの欲が満たされたらまた次の欲、。

本気スイッチ

事業承継は、「愛する会社を守るんだ」という、強い動機で始めましょう。希望からスタートすると、ますます大きな希望へと膨らんでいきます。

覚悟が決まれば、本気スイッチが入ります。不安にかられることなく、超前向きな状態に切り替わります。いわゆる、肝が据わってるっていう状態です。

そこに私利私欲はありません。「愛する会社を残すんだ」という、純度100%の純粋な気持ちです。この状態で、事業承継に取り組むと、迷いもブレもなくなり、言葉に一貫性が出てくるのです。

純度100%のおもいは、事業を引き継ぐ後継者の心に必ず響きます。必ずです。目の輝き、青雲の志、気高い魂の叫びが、言葉以外の部分で、にじみ出てしまうものなのです。

経営者の役割

会社を立ち上げたのも、営業も、仕入の発注も、人の採用も、あらゆる場面で社長が大なり小なり決断を下してきたはずです。

どんな困難が訪れても、社長が決断してきたからこそ、今の会社があるのです。逆に言えば、社長が決断していなければ、今の会社は存在していなかったでしょう。

経営者の役割は、主に2つしかありません。

  1. ビジョンを示すこと
  2. 決断すること

社長の勇退に備えて、その心構えはできていますか。事業承継は、社長の大きな決断がなければ決して前には進みません。

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