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【争う続】大塚家具から学ぶ親子げんかを防ぐ事業承継の方法

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豆腐屋の二代目である父親が廃業し苦労した経験から、事業を継続することの難しさを実感。 会計事務所・M&A専門会社(東証1部上場)を経て、「社長勇退ドットコム」管理人を務める。「答えは、社長の心の中にある」がモットーで、社長の”おもい”に耳を傾け、会社の”成長”と”発展”のため、勇退のサポートに真摯に取り組んでいる。 ☞ 詳しくはこちらから

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これらのキャッチコピーは、あるコピーライターが大塚家具の許可なく、勝手に考えたものだそうです。かなりのインパクトがあり、Twitterなどで拡散されていたので、読者の中にも、お目にした方もいるかもしれません。

大塚家具の騒動は、今や、日本国民の大きな関心ごとの一つとなっています。

驚くことに、これらのツイートに久美子社長(アカウント名:@Q3KO)がコメントしていたことが発覚しました。それが、これです。

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まだ、騒動の真っ只中3月中旬、大きな声では言えない時期にもかかわらず、Twitterをとおして「面白いです。」と発言してしまうかぐや姫。このクソ度胸、ステキすぎます。

さて今回は、親子げんかに揺れる大塚家具について取り上げてみたいと思います。

この記事は、こんな人におすすめです!
  • 大塚家具に興味がある人
  • 親族とぎくしゃくしている人
  • 親しい人に厳しく当たってしまう人

大塚家具の大感謝フェア

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舌を巻いたのは、この騒動を活用し、「大感謝フェア」を敢行したところです。大感謝フェアの5月の売上は前年同月70%増、6月が49.6%増と大盛況だったようです。

勝久会長はお認めにならないかもしれませんが、結果として、素晴らしい後継者を指名したことを証明してしまいました。

とは言っても、まだまだ幕引きにならないこの騒動。勇退とは程遠い状況に陥ってしまった騒動の原因を、筆者なりに考えてみました。

創業者と後継者 タイプが異なる両者の頭の中

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この騒動は、勝久会長から社長の座を譲り受けた久美子社長が、従来の会員制ショールーム販売方式を改め、誰もが自由に買い物できる大衆的な販売方式に変更したことに端を発しています。自分が築き上げたビジネスモデルを勝手に変更されたと感じた勝久会長が、久美子さんを社長の座から引きずりおろしたことで、事態は泥沼化していったのです。

そもそも、事業を真剣に思う二人が、このような事態に陥ってしまうのは、とても皮肉な話ですよね。創業者と後継者、それぞれの背景に、どのようなおもいが隠れているのか、探ってみたいと思います。

創業者の成功体験

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創業者は、「自分がここまでの会社にした」という自負が、人一倍強いものです。ゼロから事業を立ち上げたのは、相当なご苦労があったと思います。

しかし、過去の成功イメージがあまりにも強すぎると、戦略なき拡大に突き進んでしまうことがあります。思い込みは事業を突き動かす原動力になりますが、過信は禁物です。「自分がやれば必ず成功する」という根拠なき自信が、暴走を生み出してしまうのです。

このタイプの経営者に多いのが、「自分の会社なんだから、何をしてもかまわないだろう」という考え方です。いわゆる、公私混同というヤツです。こうなってしまったら、誰にも手が付けられません。事業の転換を意見すれば、創業者の人生を否定することになりかねないからです。最終的には、「好きにしたら」と、人が離れていってしまいます。

後継者の漠然とした不安

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30代から40代の後継者は、高度経済成長を経験していません。社会に出る前にバブルも終わっていた、という方々がほとんどです。だから、将来に対して漠然とした不安を抱いています。

どちらかと言うと、冷静に社会を見つめているので、創業者ほど楽観的に物事を捉えることができません。創業者と後継者は、一般的にまったくと言って良いほど、タイプが違うのです。

仮に、同じようなタイプであれば、既にご自身で事業を起こしているだろうし、会社に入っていたとしても創業者と仲違いしてしまうのが関の山です。後継者に堅実タイプの方が多いのは、当然の論理と言えそうです。

大塚家具のように一代で急成長した会社を引き継ぐ場合、ある程度、このような騒動に発展する可能性も、シュミレーションしておいた方が良いかもしれません。

事業承継はコミュニケーション

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中小企業の場合、詳しいことを語らずに、後継者を会社に入れるケースが多く見受けられます。そして、ある日突然「お前が社長だ」と後継者に指名されるのです。経営者としての心構えもないまま、社長になってしまうことも、珍しくありません。

後継者は、実際に自分でやってみて初めて、経営観の違いが明確になるのです。横やりが激しく、自分が思い描いていた経営を実現できなければ、何のために会社を継いだのかわかりません。

親族内の承継は、親子関係であるがゆえに、経営者としてのコミュニケーションが不足してしまうのです。なんとも、皮肉なものですよね。創業者は、「見て学べ」と無言の圧力をかけ、後継者は、それとは違うやり方で自己を顕示したがる。こんなおかしな構図になってしまうと、大騒動へと発展してしまうのです。

このような状況を防ぐために、バトンタッチをする前に、両者がじっくりと膝を突き合わせて話し合うことが重要です。

後継者が入社前に行うべきこと

一般的に、就活や転職をするとき、入社しようという会社の業務内容を調べたり、経営者の経営方針や経営内容を調べてから入社試験を受けるのが当たり前です。それなのに、簡単には辞めることができない経営者になるのに、何もわからぬまま入社してしまう、というのはよく考えたらおかしな話です。

また、第三者に承継するM&Aの場合には、”企業概要書“などで自社のことを伝えているのに、大切な息子には何も伝えないというのも、これまたおかしな話です。

後継者は、会社に入る前にまずどのような会社なのかよく検討し、「会社の成り立ちはどうなっているのか」「自分だったらどのようにしたいのか」よくよく考えてから、決断した方が良いと思います。

後継者は、夢の続きを叶えてくれる人

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事業承継で陥ってはいけない過ちは、相手を敵視してしまうことです。この騒動で浮き彫りになったため、不安を覚えた経営者の方も少なくないと思います。創業者が、後継者と向き合い、コミュニケーションをきちんと取れば、事業承継は怖いものではありません。

よく考えてみてください。「親を追い詰めたい」と思う子どもなどいるはずがありません。いるとすれば、ご自身にも何らかの原因がきっとあるはずです。

勝久会長には、久美子社長の苦渋の決断の意味を、ぜひ感じ取って頂きたいものです。反対に、久美子社長は、創業者に対する配慮がもう少しあっても良かったのだと個人的には思います。

後継者は、「夢の続きを叶えてくれる人」です。

まだまだ青く見える後継者かもしれませんが、実は「創業者の子ども」ということで、ものすごいプレッシャーの中で日々戦っています。

後継者問題は、親子にとっても非常に大切な問題です。と同時に、社員やお客さまの将来をも左右します。親子関係がもつれればもつれるほど、周りの不安も増大していくものです。価値ある事業を継続するためにも、経営者と後継者がともに納得いくまで、コミュニケーションをとることが必要です。

そもそも、創業者と後継者、どちらが欠けても事業承継はうまくいきません。このような騒動に発展したのは、「会社を何としても存続させたい」という強いおもいが両者にあったからです。

両者のベクトルをそろえるためにも、まずは、事業のことをよく知る創業者の方から、後継者に少し歩み寄って一緒に考えるという姿勢が、何よりも大切なことです。

筆者のひとりごと

商魂たくましい久美子社長。今後の大塚家具の躍進に期待です。

次は、「Bリーグ設立を成し遂げた川淵チェアマンの潔い身の引き方」をご覧下さいませ(๑˃̵ᴗ˂̵)و テヘペロ

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