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みなさん こんにちは!勇退アドバイザーの磯村でございます。先日、筆者が事業承継のお手伝いをさせていただいたクリニック様が出した年賀状が予想以上の反響があったようです。年賀状って見てないようでいて、きちんと見てくれてるものですよね。
さて、今回は一年の締めくくり、大切な人に贈る「年賀状」について考えていきたいと思います。
年賀状というのは、新年のご挨拶をする為のお祝いの手紙です。大切な人におもいを伝えるために、作成するのが年賀状です。筆者は、いつも年末が近づくと、「そろそろ年賀状の用意もしないと」と思いながらも、なかなかそこまで手が回らずに正月休みを迎えてしまうタイプです。
それでも、できることなら元旦にはお届けしたいので、いつも冬季休暇に入ってからラストスパートをかけています。だから、ただでさえ忙しい師走がさらに忙しくなっています。「面倒だなぁ」という気持ちの反面、このような慣習は決して悪くないと個人的には思っています。最近では、携帯電話やソーシャルメディアも発達しているため、年々縮小されていく傾向はありますが、少し残念な気がするのは筆者だけでしょうか。
仕事の場合、年の初めに想いを届ける年賀状は、“自分らしさ”をプレゼンテーションする重要なアイテムでもあります。明らかにアシスタントに名刺の束を渡して印刷しただけの義務的な年賀状だったら、出さない方がましなのではと私は思います。コミュニケーションということであれば、メールでのご挨拶の方が、双方向でリアルタイムに近況を共有できますからね。
昨年、親族内承継のサポートをさせて頂くことなりました。息子さんに事業を承継したい“二代目”の歯科医師からのご依頼でした。ご自身が親からクリニック事業を引き継いだときに、とてもご苦労されたというご経験から、弊社に問い合わせを頂きました。
お話を詳しくお伺いすると、ものすごく患者さまに対する愛情あふれる先生だということがわかりました。患者のためなら、休診日もお構いなしで対応し、自分のクリニックで対応できない手術の場合は、対応できる大学病院まで送迎するという先生です。
こんなお医者さん、ドラマの中でしか、見たことありません。しかも、偉ぶった様子は微塵もなく、自分の息子ほどの年齢の筆者に対して、気さくに接してくださるのです。そんな先生の姿勢に、私の心は一気に持ってかれてしまいました。「この先生のために、お役に立ちたい!」と。
今回、新たに息子さんがクリニックの仲間入りするため、そのご案内を年賀状で行うということになりました。歯科クリニックの場合、医療法広告規制があるため、広告するには一定の規制があります。また、先生ご自身も、積極的な宣伝広告は望んでいませんでした。そこで、親子三代続く長い歴史とこれまでのおもい、そして感謝の気持ちを伝えることにしました。
年が超えるとその効果が、いきなり表れ始めました。普段はおみえにならない患者さまが来院されたり、来院される患者さまが、年賀状の話題を口々にしたりするようになったのです。しかも、うれしいことに自由診療を依頼する患者様が増えてきました。自由診療は、今まではあまり多くないそうです。これは、うれしい悲鳴ですよね。
さらに、うれしいことは続きます。近隣の同業から、インプラントに専念するため、保険医を返上するという連絡があったのです。「インプラント以外の患者を引き継いでくれないか。」という受入依頼でした。自分の患者を人に任せるということは、相当の信頼感がなければできることではありません。
これらは全て、後継ぎが決まったことによる安心感の表れだと推測できます。
先生からはかなり感謝されましたが、これらすべてのことは、先生が動き出したことで、変化となって表れた現象にすぎません。年賀状は、単なるきっかけです。また、年賀状を送ったところで、先生の人柄がなければ、同じような結果にはならなかったことでしょう。年賀状を送る時だけでなく、普段からの心がけが重要ということは、言うまでもありません。
ちなみに、上の作品(↑)は私の年賀状のボツ原稿です。デザイン・文章ともかなり力を入れて作ったのですが、お送りすることができませんでした。連敗のイメージが強いハルウララに対し、縁起が悪いと感じる方もいるかもしれないと、躊躇したためです。年賀状って難しいですね。
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