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巨額の買収提案を拒否し続けたザッカーバーグの変わらなすぎるスタンス

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大学卒業後、会計事務所・M&A専門会社(現在、東証1部上場)を経て、平成20年株式会社コスモスコンサルティングに入社。 「答えは、社長の心の中にある」がモットーで、社長の話に真摯に耳を傾け、企業の発展と存続のため、社長と後継者の真の気持ちに重きを置いた事業承継対策・勇退のサポートに取り組んでいる。 詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。 ☞ プロフィール

今や、ビジネスや就活でも欠かせなくなっているFacebook。これほどの巨大企業に成長しても、CEOのザッカーバーグさんは、とても質素な生活を送っている人物としても知られています。

服装はいつもジーンズとパーカー。結婚後に購入した邸宅も地味で、会社にも自転車で通っているそうです。ビリオネアにはなった後も、このような生活を送っているザッカーバーグさんに目が離せません。

さて、今回はザッカーバーグの変わらなすぎるそのスタンスを探っていきたいと思います。

この記事は、こんな人におすすめです!
  • マーク・ザッカーバーグさんやフェイスブックに興味がある人
  • 買収提案を持ちかけられている人
  • 壮大な計画を考えている人

Facebookの成り立ち

Facebookの成り立ちは、映画にもなっているので、ご存じの方も多いと思います。映画「ソーシャル・ネットワーク」では、1人の天才が起業の過程において、何を失い、何を手に入れたかを見事に描いています。この映画、ビジネスマンは必見です。

【あらすじ】

2003年の秋。ハーバード大学の学生にして天才プログラマーのマーク・ザッカーバーグは、恋人にフラれた腹いせに学内のデータベースをハッキングして、女子学生たちの顔写真を使った人気投票サイトを作ってしまった。そんな彼の技術に目を付けたエリート学生が、学内交流を目的としたサイトの作成を依頼。しかしマークは、親友のエドゥアルドを誘って、ハーバードの学生を対象としたソーシャル・ネットワークのサイトを立ち上げる。するとそれは瞬く間に登録者を増やし、急速に拡大していくのだったが…。いまなお急成長を続けている巨大帝国の裏側と真実に迫る話題作!

監督は、あの「セブン」や「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー。単純なサクセスストーリーにしないところが、フィンチャー監督らしいところです。

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映画の中では、散々な描かれっぷりでしたが、ザッカーバーグさんには一つの揺ぎない信念がありました。

数々の買収提案を断り続けたマーク・ザッカーバーグ

マイクロソフトからの買収提案

microsoft

19歳の時、音楽再生用のフリーソフト「Synapse Media Player」を開発します。このソフトは人工知能が搭載されており、ユーザーが好んで聴く曲を学び、選曲するというものでした。当時としては画期的で、マイクロソフト社やAOLから早くも買収提案を受けています。しかし、ザッカーバーグさんはこの提案を呆気なく断ります。

「金儲けのために作ったわけではない」

そして、ハーバード大学への進学を選択します。

MTVからの買収提案

mtv

2004年にハーバード大学の学生寮から始まったfacebookは、瞬く間に全米に広がり、サービス開始から1か月でユーザー数1万人を突破します。翌年の秋には、MTV(世界最大のミュージック・チャネル)の社長マイケル・ウルフさんから買収の話を持ちかけられます。ウルフさんの誘惑に対するザッカーバーグさんの返答はこうでした。

「僕はお金はいらないんです。それより、これ(facebook)に勝るアイデアは、この先二度と思いつかないと思うから・・・」

この一言のもとに、ウルフさんの誘惑はあっさり却下してしまうのです。

バイアコムからの75億円の買収提案

viacom

そんな未来ある企業を、投資家やライバル企業が放っておくはずはありません。創業のわずか1年後に、はやくも米メディアグループ、バイアコムから買収提案されています。その額、なんと7,500万ドル!(日本円にすると75億円!)

75億円もあったら、一生遊んで暮らせます。ところが、ザッカーバーグさんは、首を縦に振りません。

「Facebookをよりよいものにして世界を変えたい」

このように考えたザッカーバーグさんは、この提案をきっぱりと断ってしまうのです。

Yahoo!からの1,000億円の買収提案

Yahoo!

しかし、そんなザッカーバーグのもとに、翌年、またも買収の話が舞い込みます。

今度のお相手はYahoo!です。いわずと知れた検索サイトの大手です。ちなみに、この頃のYahoo!は超イケイケでした。ちょうど、Flickrをはじめ、いくつものネット企業を買収していた時期です。

それにしても、Facebookへの提示額は桁違いです。その額、なんと10億ドル!(日本円にして1,000億円)

さすがのザッカーバーグさんも、頭を悩ませました。というのも、他の取締役や投資家の心をもってかれてしまったからです。なんせ、売れば投資額の10倍以上の金額が手に入ります。Yahoo!はそんな提案を二回も行い、揺さぶりをかけてきます。なかなかエッジのきいたニクい攻撃です。

追い詰められたザッカーバーグは、ここで一つの決断を下します。

「新サービス、オープン登録のユーザーの伸びが思ったほどでなければ僕達がほしいのは10億ドルの方かもしれない」

オープン登録の結果は、吉。1日のユーザー数の伸びがサービス開始前の2倍以上に増えたのです。この劇的な結果をきっかけに、社内の空気は一変。ついに、買収の話は消えてなくなります。

フェイスブック念願の株式上場

Facebook_IPO

そして2012年、9億人のユーザーを獲得したFacebookは、念願の株式上場を果たします。初値をもとに算出した時価総額は約1,150億ドル(約9兆1千億円)。この時の時価総額は、Yahoo!が提示した買収金額の10億ドルをはるかに超えていました。

ちなみに、IPO(新規株式公開)を迎えた2012年5月17日、ザッカーバーグさんは、新世代のエンジニアを発掘するイベント「ハッカソン」を社内で開催していたそうです。根っからの仕事人間ですね。

ザッカーバーグさんの心境は、ニューヨーク・タイムズに語ったこの言葉に集約されています。

「僕らはお金を稼ぐためにサービスを作っているわけじゃない。もっとより良いサービスを提供するために働いているんだ」

筆者のひとりごと

ザッカーバーグさんを突き動かしているのは、「お金持ちになってやる!」という野望ではありません。「世界をよりオープンで、皆がつながり合える場所にする」という強いおもいのようです。このように壮大なビジョンの前では、お金は意味を失うのかもしれません。

次は、「ペイパルマフィアのボス ピーター・ティールが語る独占のすすめ」をご覧下さいませ(๑˃̵ᴗ˂̵)و テヘペロ

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