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人生ゲームには、いろいろなバージョンがありますが、あなたは、堀江貴文(ホリエモン)監修の「人生ゲームM&A」、通称「ライブドア人生ゲーム」というのがあるのをご存じでしょうか?
「人生ゲームM&A」は、2005年に発売され、10万個以上売れるベストセラーとなっています。翌年、堀江貴文容疑者が証券取引法違反容疑で逮捕されたことにより、企業イメージへの悪影響が避けるため、発売が中止となってしまいました。
ゲームをしながらM&Aを学べる「人生ゲームM&A」は、ボードゲームとしてもかなりの逸品。「幻の人生ゲーム」ともいわれる作品の魅力とルールを、簡単にまとめさせていただきました。
プレイヤーは、”名もなき企業の経営者”として10億円を持ってスタートします。 まずは、「資金稼ぎコース」でお金をコツコツと稼ぎ、企業をM&Aして、ようやくスタートラインにつくことができます。オーナーになったら、企業価値を高め、敵対的買収から身を守りながら、 巨大コンツェルン総帥を目指すゲームです。
ホリエモンさんが逮捕され、タカラがトミーと経営統合された今となっては、かなり皮肉なゲームとなってしまいましたが、ゲームとしてはかなり面白いこと間違いなしです。
巨額のマネーが動くM&Aの世界なので、紙幣も今まで以上の金額となっています。
まさに、ケタ違い!最低のお札が10億円、最高は1兆円です。これは、今までにないスケールです。高額な紙幣に合わせて、約束手形も1,000億円単位となっています。
「人生ゲームM&A」と通常版の一番の違いは、「企業カード」です。一人一職業だった通常版の人生ゲームの「職業カード」とは違って、条件次第でいくつでも「企業カード」を所有できるのです。ちなみに、「企業カード」は、全部で12種類あります。
裏面は、企業価値アップの状態となっており、サイコロのマスに応じて、価値が上がったり、価値が下がったりします。企業カードに書かれているステータスは、以下の4つです。
企業を買収するのに必要な金額です。玩具なら100億円で済みますが、ランクアップした自動車だと8,500億円も必要となります。
ゲーム終了時に受け取れる金額です。ランクアップした自動車だと1兆7,500億円の価値となります。
「人生ゲームM&A」では、借金をするのにも限度額があります。通常時では1企業につき1,000億円、ランクアップしている場合は2,000億円分まで借りることができます。企業を持っていない「名もなき企業の経営者」の場合、信用がないため、所定のマスを除き借りれないという非常に厳しい設定となっております。リアル社会と一緒ですね。
なお、返済には1割の利子(1,000億円につき100億円)が必要なうえ、ストップマスのたびに利子がかかってきてしまいますので、ご利用は計画的に…。
決算日(所謂「給料日」)の時にもらえる金額です。初めは少なく感じるかもしれませんが、通常版と違って複数社持てることや、「提携企業」ボーナスも組み合わせれば、ゲーム終盤ではそこそこの金額になってきますよ。
コマは通常版と同じで、車に乗せる人間です。通常版と違うところは、自分以外のキャラクターは、家族ではなくビジネスパートナーとして買収の際に大きな役割を果たすところです。たくさんいればいるほど、「友好的M&A」の成功率が上がります。
「提携カード」は、様々なマスで止まると手に入るカードです。「企業カード」につけることができ、その企業の純利益が倍になることがあります。
「資産カード」は、様々なマスで購入できるカードです。プロ野球チーム・アイドルファンド・競馬場は、ホリエモン監修らしいですね。ゲーム終了時にルーレットを回して査定し、6以上なら購入時の10倍に換金され、5以下だと購入時の1/10の価値になってしまいます。「人工衛星(3,000億円)」に関しては、10が出ればなんと3兆円!!それ以外は300億円というハイリスクハイリターンのカードです ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル.
ゲームの勝敗を左右するのが、なんといってもM&Aのイベントです。このイベントは、「友好的M&A」と「敵対的M&A」というマスで決まります。
友好的M&Aは「場」にある企業(=他のプレーヤーが持っていない企業)に対して行うことができ、ルーレットを回して出た目が7以上なら買収成功、その企業を手に入れることができます。そのとき、「優秀な人材」がいればルーレットの出目に+1プラスすることができ、買収を有利に進めることができます。
一方、敵対的M&Aは、プレイヤー同士のバトルになり、マスに止まったプレイヤーは誰か他のプレイヤーを指定してその人が持っている企業の買収を仕掛けます。そのとき、お互いが持っている「M&A攻撃カード」「M&A防御カード」を出し合い、そのカードの合計点数の数で勝負を競います。
このゲームの醍醐味、企業の奪い合いです。まずは、買収したい相手の企業を指名し、必要資金として「相手企業の買収金額」+「ついている資産の購入額」が必要となります。借り入れても賄えないときは買収できません。また、攻撃カードは必ず1枚は使わなければならないので持っていないときも買収できません。(ただし、相手が防衛カードを持っていなくても買収できます)。
敵対的M&Aを仕掛けるとき、敵対的M&Aから守るときに使えるのが、「M&A攻撃カード」と「M&A防御カード」です。
カードの中身は、0・1・2・3・5の点数が付いていて、買収する企業を決めたら、双方ともM&A攻撃・防衛カードを1~3枚まで伏せて出します(防衛カードも1枚でも持っている場合は必ず1枚は出す)。
出そろったらオープンし、攻撃側の合計数値が相手の合計数値より高い場合は、買収成功となります。買収金額+資産購入額を相手に支払って、買収企業と資産・提携企業全てを奪うことができます。攻撃側の合計数値が相手の合計と同じが低い場合は、買収失敗となり変動はありません。
その後、双方とも攻撃・防衛いずれかの組み合わせで2枚カードを補充することができます。
「M&A攻撃カード」には、
などがあります。記載されている数字が、それぞれのカードの攻撃力を表します。
「M&A防御カード」には、
など、ライブドアによるニッポン放送買収騒動のときに耳にしたことのあるカードもあれば、
など、どう見ても役に立たなそうなカードもあります。
攻撃・防御ともに「ハッタリ」や「無策」といった効力のない0カードも存在するため、プレイヤー同士の駆け引きも重要となります。
人生ゲーム恒例の「橋」です。今回は一番最初に渡りきったプレイヤーは、後から来るプレイヤーから顧問料500億を受け取ることができます。
ボーナスとして純利益分を得た後、借入金の利息1割をつけ全額返済します。
それでも返済できないと、
することになります。さらに、それでも返済できないときは、人生最大の賭けです(今回は借金ない人はできません)。1/10の狭き門をくぐりぬければ、なんと所持金10倍。外せば全財産没収です。
ゴールすれば着順ボーナスはもちろん、以後自分のターンでは持っている会社の純利益がそのままもらえるというボーナスタイムになります。
最終的に、提携企業は1社500億円、資産カード売却、人材は1人2,000億円、企業は時価総額で計算し、優勝が決まります。
「人生ゲームM&A」には、ホリエモンやライブドアにちなんだイベントやカードが満載された「ライブドアスペシャルエディション」もあります。こちらは、限定1,000個でボードゲームマニアにとってよだれもののバージョンです。
ホリエモンとまではいかないにしても、経営者になったつもりで巨額のマネーを動かしてみると、資産運用や投資、経営や企業価値などの意味を考えるきっかけになると思います。
続けて、人生ゲームを日本に持ち込んだ 佐藤安太さんの人生をご覧くださいませ(๑˃̵ᴗ˂̵)و テヘペロ
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