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【必見】ディズニー社がルーカス・フィルムを買収したエピソード~スター・ウォーズを手放したジョージ・ルーカスの心境~

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会計事務所・M&A専門会社(現在、東証1部上場)を経て、㈱コスモスコンサルティングに入社。現在は、「社長勇退ドットコム」管理人を務めている。 「答えは、社長の心の中にある」がモットーで、社長の”おもい”に耳を傾け、会社の”成長”と”発展”のため、戦略的事業承継対策・勇退のサポートに真摯に取り組んでいる。 詳しくは、こちらのプロフィールをご覧くださいませ(*´з`)

A long time ago in a galaxy far, far away…(遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・。)

世界中のスター・ウォーズのファンの皆さま。いよいよ、待ちに待った映画が始まりますね。

( ・∀・)_/ ブォンブォンッ!! \_( ̄∀ ̄ )_

世界中で愛されているスター・ウォーズは、数え切れないほどの関連グッズが販売されています。そして、グッズの数に比例してコレクターの数もたくさんいます。中には、小さい頃におこづかいで買ったフィギュアを、今も大切にしている方も多いのではないでしょうか。筆者もその一人です。

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思い出が詰まった宝物は、なかなか捨てられないものです。でも、自分に”もしものこと”があったとき、宝物を粗末に扱われるのだけは、避けたいですよね。大切にしているものは、大切に扱ってくれる人に託したい、それが人情ってもんです。

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さて今回は、ディズニーに大切な宝物を託したジョージ・ルーカスさんのエピソードについて探っていきたいと思います。

この記事は、こんな人におすすめです!
  • スター・ウォーズと聞くと体が反応してしまう人
  • ディズニー社の買収に興味がある人
  • 大切なものを誰かに託したい人

👽 スターウォーズ誕生のエピソード

スター・ウォーズが公開される4年前の1973年夏、映画監督ジョージ・ルーカスさんは、貧乏のどん底でした。当時の年収は、奥さまと合わせてもせいぜい2万ドル(日本円で200万円)。ほとんど破産寸前の状態だったそうです。

ところが、ある映画のヒットにより一転します。そう、アメリカン・グラフィティです。

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アメリカン・グラフィティとは、高校を卒業して家を離れる直前の若者たちの一夜を描いた、青春群像劇の金字塔です。今でも、将来、恋、家族など…、誰もが抱える青春の悩みを描いた青春映画の定番となっています。この作品は70万ドルの低予算ながら、1億ドルの興行収入をあげ、当時「興行的に最も成功した映画」とも言われました。

この映画のヒットにより、大金を手にしたジョージ・ルーカスさんは、温めていた一つのおもいを実現させようと密かに画策します。それが後に、「ニュー・スペース・オペラ」と評される映画スター・ウォーズです。

👽 始めは誰からも理解されなかったスター・ウォーズ

1977年5月25日、アメリカで初公開されたスター・ウォーズは、上映館がたったの32館にもかかわらず、瞬く間にそれまでの興行記録を塗り替え、全米興行成績ナンバー1という記録を叩き出しました。

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実は、このスター・ウォーズ、最初は誰からも見向きされていなかった映画でした。

当初、ジョージ・ルーカスは、スター・ウォーズの企画をユニバーサルに持ち込みました。しかし、ユニバーサルの担当者はこの世界観が理解できず、あっさり却下。ユニバーサルは、後に世界中で8億ドル近くの興行収入を叩き出すドル箱作品を、みすみす手放してしまったのです。結果論と言われればそれまでですが、かなりMOTTAINAI 話ですね。

「脚本ではなく、君に投資するつもりだ」

ユニバーサルが断った10日後、ルーカス・フィルムは、20世紀フォックスという配給会社から正式契約を申し込まれました。20世紀フォックスの重役アラン・ラッド・ジュニアさんは、当時まだ上映されていなかったアメリカン・グラフィティの試写を見て、ルーカスに将来性を感じ、契約の決断を下したのです。

👽 20世紀フォックスとの版権交渉を勝ち取ったジョージ・ルーカス

ようやく公開にこじつけたスター・ウォーズですが、20世紀フォックスの社内でも、誰一人「この映画が売れる」と言う人はいなかったそうです。

案の定、20世紀フォックスから提示された監督料は、微々たるものでした。この結果に納得がいかなかったジョージ・ルーカスさんは、監督としての報酬を抑える代わりに、作品に関わるすべての権利(商品化権など)の半分を確保することでしぶしぶ合意しました。

この交渉が、後に莫大な収入をもたらす結果につながったのです。

「監督としての取り分の50%は受け取ることにした。でも、残りの半分は権利収入で貰うことにしたんだ。私はそうやってリッチになった」

もし、ジョージ・ルーカスさんがこの条件交渉をしていなければ、関連グッズを大々的に発売することはなかったことでしょう。そうなると、私たちがフィギュアを手にすることはなかったし、今のルーカス・フィルムは存在しなかったかもしれません。

結果として、ジョージ・ルーカスさんは、莫大な利益と、映画作家としての自由を勝ち取ることに成功したのです。

👽 ディズニー社にルーカス・フィルムを売却したジョージ・ルーカス

2012年のハロウィンの真っただ中、衝撃的なニュースが飛び込んできました。ちょうど休暇を利用してディズニーランド満喫中だったので、この買収劇のことをよく覚えています。

ジョージ・ルーカスさんは、自身の映画製作会社ルーカス・フィルムをディズニー社に売却すると発表したのです。しかも、譲渡価額はなんと40億5,000万ドルの超大型契約です。

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

コアなファンの中には、この行動を”裏切り行為”だと受け取った人たちも多かったそうです。「スター・ウォーズの世界観を守れるのは、ルーカスしかいない」とそう信じ込んでいたからでしょう。いわゆる、期待の裏返しですね。

しかし、考えてもみてください。

ジョージ・ルーカスさんも御年68歳、そろそろイイお年です。体を満足に動かせなくなってからでは、バトンタッチもうまくいかないものです。だからこそ、このままダラダラと継続することよりも、潔く引き継ぐことを選択したのです。ご自身が亡くなった後に訪れるであろう求心力の低下や、人材・権利関係が離散してしまうことに配慮しての決断だったと思われます。

👽 マーベルの成功体験により買収を加速させたディズニー社

当時、ディズニー社は、2009年に行った「マーベルの買収金額が高すぎだった」という批判にさらされていました。だから、ルーカス・フィルムの買収に関しては、消極的だったそうです。決断の背景には、2012年に公開された映画アベンジャーズの世界的大ヒットがありました。

アベンジャーズは、アイアンマンマイティ・ソーキャプテン・アメリカ超人ハルクといったスーパーヒーローのオールキャストが活躍する映画です。

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映画アベンジャーズは、世界で15億1,000万ドルの興行収入を稼ぎ出しました。これは、当時史上2番目の興行収入です。この成功が、マーベル買収の価値を浮き彫りにし、ルーカス・フィルム買収の後押しとなりました。マーベルの買収を機に、ディズニー社はコンテンツビジネスの強化という方向へと舵を切っていったのです。

ルーカス・フィルムの買収により、ディズニー社は、スター・ウォーズシリーズだけでなく、インディ・ジョーンズというドル箱コンテンツも手に入れることになります。

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しかも、ルーカス・フィルムが所有する最先端の関連会社というおまけつきです。

  • ルーカス・アーツ: 大手ゲーム会社
  • インダストリアル・ライト&マジック: 特撮工房
  • スカイウォーカー・サウンド: 映画製作会社

ディズニー社の経営資源を考え、相乗効果などを加味すると、40億5,000万ドルは端金(はしたがね)に見えてきます。だからこそ、最高経営責任者(CEO)ボブ・アイガーはこの大型買収に踏み切ったのです。

「この合意は、スター・ウォーズなど時代を超越した最高の家庭向けエンターテインメントのフランチャイズの作品群と、ディズニーが持つ数多くのプラットフォームや事業、そして市場で持つ、まねのできない創造性とを統合するもので、、その結果、持続可能な成長を促進し、長期的な価値を推進できるだろう」

👽 バトンタッチを決断したジョージ・ルーカスの心の内

ジョージ・ルーカスさんは、これらのコンテンツやテクノロジーを最大限に活かせる会社が、ディズニー社だと判断しました。ディズニー社に期待をこめて、このように話しています。

『「スター・ウォーズ」は私を超える存在になるといつも信じてきたし、私が生きている間にバトンタッチすることが重要だと思った。(映画プロデューサーの)キャスリーン・ケネディが指揮するルーカス・フィルムに加え、ディズニーという新しい家を得た「スター・ウォーズ」は、間違いなく生き続け、今後何世代にもわたって愛されていくことでしょう。』

会社には、必ず創業者のロマンDNAとして宿っています。

クリエイティブなルーカス・フィルムの場合は、特にそうだと思います。スター・ウォーズを新しい世代の映画制作者に受け継いでもらう時代が来たということなのかもしれません。

ディズニー社には、この精神を受け継ぎ、ジョージ・ルーカスさんが生み出したスター・ウォーズという素晴らしいコンテンツを、大切に育んでいってほしいものです。

May the force be with you.(フォースと共にあらんことを・・・。)

💬 筆者のひとりごと

ルーカス・フィルムは、自社のキャラクターをなかなか貸し出さないというのは、業界では有名な話です。過去の経緯を見てみると、版権管理が厳しいのも頷けます。だから、著作権に関してもさぞかし厳しいかと思いきや、実はそうでもないようです。

かつて、YouTube(ユーチューブ)がスター・ウォーズのファンのために作ったパロディー動画を削除したことことがありました。これに対し、ルーカス・フィルムは、本人に代わって再掲載の要請しています。ファンが楽しむことに関しては、容認しているのです。ファンを大切にするジョージ・ルーカスさんらしいステキなエピソードですね。

ちなみに、ルーカス・フィルムのCG部門だったピクサー社は、ジョージ・ルーカスさんの離婚騒動時にスティーブ・ジョブスさんに売却しています。

詳しくは、こちらのコンテンツをご覧くださいませ(๑˃̵ᴗ˂̵)و テヘペロ

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