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先日、同じ職場で働く上司が急逝しました。慎んでお悔やみ申し上げるとともに、今回は、その「上司」のことを記させていただきたいと思います。
先週の土曜日、会社からの連絡網で上司の訃報を耳にしました。あまりに突然のことで、私はしばらくその事態を把握することができませんでした。なぜなら、急逝される二日前に、普通に談笑してたからです。その時の、元気に出張に出掛ける上司の姿が、今も鮮明に残っています。あれだけ元気に動き回っていた人が、今はもうこの世にいないなんて、とても信じられません。
ゴルフをこよなく愛す上司のプレースタイルは、”あるがまま”でした。”あるがまま”とは、事実をそのままの姿で認めるということです。数あるスポーツの中でゴルフの大きな特徴の1つは、審判が立ち会わないということです。これはつまり、ゴルフがフェアプレーでなければ成り立たないスポーツということを意味します。「ゴルファーはみな誠実であり、故意に不正をおかす者はいない」という基本的な考え方に則っています。上司は、名門セントアンドリュースまで、ゴルフをしに行くほどの生粋のゴルファーです。まさに、この精神を体現するフェアプレーの申し子でした。自分に厳しく、不正を許さないその姿は、公認会計士という仕事ともリンクしていたような気がします。
「球はあるがままにプレーせよ。」「コースはあるがままにプレーせよ。」と、ゴルフ規則には厳しかった上司も、職場では違った一面をのぞかせていました。寒い季節になると、鼻の穴にティッシュを詰め込み、栓をするという荒業を披露。「この方が、効率的だよね。」と、平然とした顔で仕事に没頭する姿は、とても、日本公認会計士協会の副会長を務めあげ、藍綬褒章を受章した人とは思えません。ここまで飾らずに、素の自分を出せる人も珍しいと思います。出会った時から偉ぶらず、とても自然体な人でした。
また、食後のゆったりとしたコーヒータイムに、馬鹿っ話に花を咲かせ、ついつい時間をオーバーしてしまうこともよくありました。仕事はバリバリとやる反面、休憩はたっぷりとるという、メリハリのある仕事スタイルでした。今でも忘れられない出来事がひとつあります。仕事中にこっそりと隠れてソリティアをやっていたこと、私は見逃していませんよ。こんな茶目っ気あふれる上司との別れが、こんなにも早く来るなんて、先週までは露ほどにも思ってもいませんでした。
いつも笑顔で私たちを励ましてくれた上司が逝かれたことは、部下にとっては余りにも大きな悲しみです。先生に教わった”あるがまま”の精神を忘れず、今後も業務の達成と自分磨きに邁進してまいります。また、ご遺族には、この度のご不幸、誠にご愁傷のことと存じ、お悔やみ申し上げます。前川先生、天国でも大好きなゴルフを存分に楽しんでください。そして、どうぞ安らかにご永眠ください。ここに、慎んで哀悼の意を捧げます。
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